本研究は、言語行動の枠組みに基づいて100場面の「場面設定会話」を収録し、それを主な資料とすることで、日本語方言における言語行動の地域差を明らかにしようとするものです。
(「科学研究費助成金 基盤研究(C)100場面会話による言語行動の地域差についての研究(研究代表者:東北大学教授 小林隆)」R1~R4)
【調査研究の趣旨】
例えば、初めて訪れたレストランで頼んだ料理と違う料理が出てきたとします。
その時、あなたは、どんな行動をとるでしょうか。
1.作り直させるのも申し訳ないので、文句を言わずに食べる。
2.作り直しは要求しないが、「〇〇をたのんだんだけど」などと一言文句を言う。
3.はっきりと間違いを指摘し、作り直させる。
4.手をつけずに席を立つ。
このような言語行動のあり方に、地域ごとの回答傾向の偏り、すなわち、地域差があるのではないかという見通しのもと、調査研究を行いました。
(「科学研究費助成金 基盤研究(C)言語行動の変化モデル構築に関する研究(研究代表者:東京女子大学教授 篠崎晃一)」2015~2019年)
2019年7月までの結果を集計したフィードバック用ファイルです。NEW!
本データの転載・二次配布はくれぐれもご遠慮願います。
【フィードバックデータ閲覧にあたってのお願い】
最終集計結果が出ましたが、調査結果は地域ごとの回収数の偏りなどが現れているものと認識しております。その点を念頭においてご覧ください。
また、私共は地域差に関する誤ったステレオタイプが広まるのを望んでおりません。
そのため、本データは、アンケートにご協力いただいた方が、
個人的に見るといった範囲でのご利用に留めていただけるよう、お願い申し上げます。
2014年に行った準備調査の結果をまとめた論文です。NEW!
本データの転載・二次配布はくれぐれもご遠慮願います。
日本語学会2017年度春季大会 (2017年5月13日)において口頭発表を行い、言語行動アンケート調査結果の成果報告をしました。